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幼稚園・保育所はどうやって選ぶ?選び方のポイントや申し込み方法

執筆:麻美(Sammy)ママ( まーじんママライター )

子どもの成長とともに、気になり始めるのが幼稚園や保育所選び。

奄美市では11月から申し込みがスタートしますが、通わせたい施設はきまりましたか?

通わせているけど、このままで良いのか悩んでいる方もいるかもしれません。

「幼稚園と保育所の違いって何?」

「どこに通わせてよいのか分からない……」

 

実際に、Iターンの私は現在3歳の娘を奄美市の保育施設に通わせていますが、選ぶのに苦労しました。親であれば、できるだけお子さまにあった保育施設を選びたい!という思いがありますよね。

今回は、そんなお母さんお父さんの悩みを少しでも軽くできればと思い、幼稚園・保育所の選び方のポイントや、申し込みの方法をご紹介しようと思います。

 

 

保育施設は主に5種類ある!特徴とその違い

まずは保育施設の種類について整理してみました。似ているようでちょっとずつ違います。

それぞれの特色を詳しくご説明していきます。

 

幼稚園

対象年齢: 満3歳~ 公立は3歳児~ 利用時間: 8時30分~14時ごろ ※時間外や土曜日にも保育を実施している場合有※土日祝休

「幼児期に通う学校」という位置づけで、小学校入学前に学びの基礎を身につけることを大きな目的としています。親が働いていなくても預けることができます。

入園年齢が満3~5歳児とありますが、私立の場合は該当年度で満3歳になる学年であれば入園可能な場合があります。

利用時間は14時~15時頃までと他に比べて短いですが、仕事をしている家庭でも利用できるように降園時間以降や土曜日については預かり保育(別途料金がかかります)を実施している園もあります。

【こんな方に】
・小学校入学前にしっかりとした学習の基礎を学ばせたい! ・自分で作ったお弁当を食べさせたい! ・仕事をしていないけど、施設に預けて集団での生活や交流をさせたい!

 

保育所(園)

対象年齢: 0歳~ 利用時間: 7時~18時(保育の必要性により異なります) ※日祝休※延長保育有

就労していたり、出産の前後であったり、保育の必要性がある家庭が利用できる施設です。

利用時間も長く、土曜日も受け入れがあり、対象年齢も0歳からと受け入れの幅が広いのが最大の魅力であり特徴です。

【こんな方に】
・仕事が朝から夕方まであるので、できるだけ長い時間利用できる施設が良い! ・0歳、1歳、2歳から預けたい! ・集団生活における経験を味わせたい! ・栄養バランスのとれた給食を食べさせたい!

 

へき地保育所

対象年齢: 満3歳~ 利用時間: 8時30分~17時※日祝休

幼稚園や保育所がない地域(集落)に設置された公営の保育施設。

幼稚園と保育所、両方の機能をあわせ持った施設になるので、仕事をしていてもしていなくても預けられ、小学校入学前に学びの基礎を身につけることができる施設です。

保育所と比べ人数は少ないのですが、逆に異年齢間での交流が多く、行事などを通して集落文化に触れさせることもできます。

【こんな方に】
・自分で作ったお弁当を食べさせたい! ・のびのび過ごさせたい! ・仕事をしていないけど、施設に預けて集団での生活、交流をさせたい!

 

認定こども園

対象年齢: 0歳~ 利用時間: 7時~18時 保育の必要性により異なる※日祝休※延長保育有

幼稚園と保育所、両方の機能をあわせ持ち、地域の子育て支援も行う、新しいタイプの保育施設です。

幼稚園の教諭と保育士資格をもった先生がいるので、保育所の利用だけでもできるし、幼稚園としても利用できるので、利用時間の選択の幅が広がります。

※施設ごとに利用時間や対象年齢が異なります。

【こんな方に】
・0歳、1歳、2歳から預けたい! ・仕事をしているので利用時間は長い方が良いが、基礎教育は学ばせたい! ・仕事をしていないけど、施設に預け集団生活、交流をさせたい!

 

 

地域型保育

対象年齢: 0歳~2歳児(満3歳を迎えた年度末まで) 利用時間: 7時~18時※日祝休

待機児童解消のために平成27年より始まった保育事業。0~2歳児に特化して、さらに19名以下の少人数で保育します。無添加、手作りのおやつの提供がある、園外保育が充実しているなど、施設ごとの特徴があり、各家庭のニーズにあわせて、選ぶことができるのがメリットです。地域の実情に合わせて、保育施設は4つのタイプに分かれています。現在奄美市にはタイプ1とタイプ2があります。

タイプ1 家庭的保育(保育ママ)

家庭的な雰囲気で定員5人以下の少人数制で保育を行う

■タイプ2 小規模保育

定員6~19人の少人数制で保育を行う

■タイプ3 事業所内保育

一般事業所に併設された保育施設。従業員の子どもと地域の子どもを一緒に保育する

■タイプ4 居宅訪問型保育

障害・疾患などで個別のケアが必要な場合や、施設がなくなった地域で保育を維持する必要がある場合などに保護者の自宅に訪問して1対1で保育を行う

【こんな方に】
・0歳、1歳、2歳から預けたい! ・食育にこだわっているので、理解のある施設を探したい! ・家庭的な保育をしてもらえる施設を探している!

 

以上5つの施設の説明でした。

※注意※ ・対象年齢、利用時間、保育料金は各施設によって異なるようですので、利用したい施設がある程度決まったら事前のご確認をおすすめします。 ・ 曜日によって利用時間の変動がある場合や延長保育の状況など施設ごとに異なります。 ・このほか、奄美市内には認可外保育施設や一時預かりに対応した施設もあります。 ・保育所の場合は、保育を必要とする理由が必要ですので、あてはまるかどうか、こちらもチェックしておきましょう。 ・令和元年10月から幼稚園、保育所、認定こども園など教育・保育の無償化がスタートしました。3歳~5歳児クラスの子どもたちと、住民税非課税世帯の0歳~2歳児クラスの子どもたちが対象です。教材費、行事費、通園バス利用料、食材料費、延長保育料などについては無償化の対象外となりますので、ご注意くださいね。

 

 

選ぼう①)チャートでわかる、あなたに適している保育施設

保育施設の種類などを紹介しましたが、では実際に自分がどの保育施設に適しているのか?という選び方についてもう少し見ていきましょう。

わかりやすいチャートを奄美市役所で教えていただいたのでご紹介します

途中に出てくる「保育を必要とする事由」とは、以下の項目になります。

  • 月48時間以上かつ月12日以上就労する。
  • 母親が出産の前後である。
  • 疾病にかかる、負傷している、または精神・身体に障害を負っている。
  • 同居の親族(長期入院等を含む)を常時介護・看護している。
  • 震災、風水害、火災等の災害復旧にあたっている。
  • 断続的に求職活動や起業活動を行っている。
  • 学校教育法に規定された学校や職業訓練学校に在学中。
  • 育児休業法に基づく育児休業を取得しているなど。(継続児童のみ)

上記項目のどれか一つでも当てはまれば、「保育を必要とする場合に該当」となりますが、それを証明する書類が必要になります。分からない場合は、名瀬、住用、笠利支所の保育担当者にお問い合わせくださいね。

 

選ぼう②)実際に見てみないとわからない!見学へGO!

保育施設の種類や選び方でだいぶ絞り込めてきたのではないでしょうか。

しかし、百聞は一見に如かず。ほとんどの施設は見学が可能ですので、ぜひお子さまを連れて見学へ行ってみましょう。

※対応できない日、時間帯がありますので、必ず事前予約をお願いします。

★見学のチェックポイント

  • □利用時間について
  • □お弁当持参、給食の場合はアレルギー対応は可能か?
  • □年間のおおまかな行事スケジュール
  • □英語や体操教育のありなし
  • □保育・教育内容について
  • □各保育施設のモットー

ほかにもお子さまの雰囲気と合うかどうか、先生とお話したり、お友だちが遊んでいる様子をみながら肌で感じてみてくださいね。通うときのシミュレーションにもなりますよ。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

大切なお子さまを預ける保育施設。それぞれの施設によって雰囲気や内容も変わってくるので、ぜひいろいろ調べて選んでいただけたらいいなと思います。

また、既に通わせている方でも施設変更希望は入所後3ヵ月後からできますので、お子さまに合わないなと感じている方は悩まずに、名瀬、住用、笠利支所の保育担当者へ相談に行ってみてくださいね。

私は通わせたい施設が満3歳からでしたので、その前の1年間は2歳児でも預けられる施設に預けていましたが、施設ごとで内容が違うので良い経験になっています。

名瀬在住の方でも笠利町や住用町の施設に預けることもできて、その逆も可能。

家庭の状況により龍郷町や瀬戸内町に預けることができる場合もありますので、ご自身のライフスタイルを考える良い機会になるのではないでしょうか。

出産育児で大きく人生が変化した方も多いと思います。

お子さまの0~5歳までの大切な時期を、ぜひ楽しみながら考えてみてください。

◉令和6年度利用について
・1次申請期間:令和5年11月1日~30日までです。
・申請方法:令和6年度新規入所(園)申込より原則スマートフォン・パソコン等からのオンライン申請となります。詳しくは、奄美市HPをご覧ください。
※私立幼稚園・私立認定こども園(教育)への入園を希望される場合は、希望する施設へ直接お申込みください。

詳しい申請方法は下記リンク先へ

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お問い合わせ

・奄美市 名瀬総合支所 保険福祉部福祉政策課 TEL 0997-52-1160
・奄美市 住用総合支所 市民福祉課 TEL 0997-69-2111
・奄美市 笠利総合支所 いきいき建康課 TEL 0997-63- 2299

(2024年3月更新)

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麻美(Sammy)ママ

東京から家族で奄美大島に移住してきた2児のママです。チネイザンセラピーや産前産後ケアを中心としたセラピスト業の傍ら、除草剤や農薬を使わずに育てた薬草を使い「薬草カイロ」「薬草アイピロー」の製作・販売を行っています。趣味はシュノーケルとウクレレ、旅行です。奄美大島の美しい海が大好き!

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