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パパママコラム ときどきケンムン

 2024年03月22日

離乳食悩んでいませんか?簡単・栄養◎のヒントを紹介します♥

執筆:さっちゃん(まーじんママライター)

お子さまが離乳食期に入っているママ・パパのみなさまへ。

お子さまがミルク以外のものを口にするようになる大切で素敵な期間ですが、きっと多くのママ・パパが持つお悩みもあるはず。

それは子どもが「あまり食べてくれない」というもの。もちろん、私も経験者です。

まわりのお友達や栄養相談に行くと、みんなから「(うちも)あんまり食べないよ」と言われ、ちょっと安心したり…ときにちゃんと食べてくれたときは本当にうれしいですよね。お子さまの数だけ方法があると思うので、コレが正解!ではないですが、少しでも参考になるように、そして、手間がかかる離乳食作りに少しでもお役に立つように、以下の簡単レシピとヒントをお伝えしたいと思います。

①簡単10倍がゆの作り方

②だしのとり方

③手づかみ簡単レシピ

炊飯器でできる、簡単10倍がゆの作り方

みなさんはどうやっておかゆを作りますか?おかゆだけ炊くのって面倒ですよね。

私はいつも大人用のお米を炊くときに一緒におかゆさんも炊いていました。普段の食事の準備のついでにできるので、とっても楽ですよ。

【10倍がゆの材料と必要なもの】

お米…….大さじ1
水………..大さじ10
湯呑など、耐熱性の深めの容器

 

【作り方】

1.洗ったお米と水を湯呑に入れる
2.大人用に計量したお米とお水が入った炊飯器に湯呑みを入れ、そのまま普通の炊飯モードで炊飯スタート

湯呑みが熱いので、取り出すときには気を付けてくださいね。

 

【実食・保存】

簡単に出来た10倍がゆでしたが、はじめ、すり潰したりせずにスプーンで潰しただけであげたらまったく食べませんでした。

すり潰して濾してみたら前より食べる!けど面倒…。そんなときに使ってみたのが、ブレンダーでした。

ブレンダーで潰したら時短になり、口当たりも良かったようで食べてくれるように。もっと早く活用すれば良かった…おすすめです。

余ったおかゆは製氷皿に入れて冷凍保存すればOK。

 

【その他食材アレンジ】

10倍がゆと同じ方法で、人参も調理できます。

人参は大きめの状態で火を入れた方が、あとあと潰しやすかったです。

炊飯器調理で小松菜もやってみましたが、小松菜は炊飯したら変色してしまいました。

余談ですが、小松菜は長いまま茹でて水気を絞り、葉の部分をそのまま冷凍して使うときにすりおろして、レンジでチンすると楽ですよ!

お出汁でうまみアップ。簡単いりこだしの作り方

基本的に1歳半くらいまでは味付けはなくてもいいのですが、薄い出汁を加えてみると食べるようになることもあります。

はじめはおかゆさんや野菜を単体で食べさせて、アレルギーがないか確認をしたあとにお出汁にチャレンジしてみてください。

おすすめのだしは、以下のようなものがあります。

・離乳食初期:昆布だし、野菜だし、干し椎茸だし
・離乳食中期以降:鰹節だし、煮干しだし、ささみだし

濃い味のものは赤ちゃんの内臓に負担がかかるので、あくまでも薄味にしてくださいね。

わが家では大人用のお味噌汁を作るときにいりこで出汁を取るので、その出汁を使っています。

〈いりこだしのとり方〉

【材料・作り方】

・水………1リットル
・いりこ..1つかみ(20尾程度)

1.いりこの頭とお腹をとり、水でさっと洗う

2.分量の水を鍋に入れ、1のいりこを5分以上つける。(前の晩につけておいてもよいが、夏場は冷蔵庫へ。)

3.2をつけておいた水ごと火にかけ、沸騰したら火を弱め、2〜3分煮出す。

4.いりこをとり出して出来上がり。

 

いりこは、大人用の味噌汁には入れたままにしておき、具として食べてもOKです。取り出したものもそのまま食べられますが、冷凍しておいて、ある程度量がたまったら佃煮などにしてもいいですね。

いりこだしの他にも、かつおだし・昆布だしも試してみても良いかと思います。

〈簡単かつおだし〉

・水…………….150ミリリットル

・かつおぶし..3グラム

【方法1】

1.お茶パック(キッチンペーパーに包むのもOK)に鰹節を入れる

2.鍋に湯を沸かし1.を入れ煮出す

【方法2】

1.茶こしにかつおぶしを入れ、マグカップにセットする

2.沸騰させた湯をかける。かつおぶしの香りがしてから4,5分放置したら完成

〈簡単昆布だし〉

・水……1リットル

・昆布..15グラム

1.昆布の表面についているホコリをサッとはらう(白い粉は旨味成分なので拭き取らないようにする)

2.タッパー等に水と昆布を入れ、冷蔵庫で一晩(約8時間)浸ける

3.一晩浸けたら昆布を取り出して完成

手づかみ食べに!大人も一緒に食べられる美味しいさつまいもレシピ(9〜11ヶ月)

離乳食が進んできたら、赤ちゃんに自分の手で食べ物をつかんで食べてもらう「手づかみ食べ」をしてもらいましょう。

手づかみ食べは、スプーンやフォークを使うための練習にもなり、脳の発達にも良いと言われています。

手づかみしやすいよう、赤ちゃんの手のサイズに合わせた「チーズ入りさつまいもだんご(9~11ヶ月)」をご紹介します。

【材料・作り方】

さつまいも………60グラム

牛乳……………….1/4カップ

プロセスチーズ..10グラム

1.さつまいもを皮付きのまま水で濡らしてラップで包み、電子レンジで3〜4分加熱する。柔らかくなったら皮を剥いて潰しておく

・電子レンジによって時間が前後します。

・温かいうちに潰してください!(筆者が作ったとき、娘がぐずってすぐにできず、おいもさんが冷えて固くなってしまいました。)

・柔らかいものだと、ラップにくるんだまま手の平で押して潰すこともできます。潰してから皮を取り除くと楽です。火傷しないよう、タオルなどを当ててから潰してください。

2.鍋に潰したさつまいもと牛乳を加え、混ぜながら煮詰める。火を止め、粗熱を取る

3.チーズをみじん切りにし、2に混ぜる

・おいもさんを温めている時に刻んでてもいいと思います!

4.お子さまの食べやすいサイズに成形する

・わが子に食べさせた当時、うどんの手づかみが好きだったので、長細いのも作ってみました。

・喉に詰まらないようなサイズにしてください。また、食べるときは必ず大人の目が届く状態で与えてください。

このレシピの嬉しいポイントは、なんと言っても「大人が食べてもおいしい!!」です。

「子どもが食べきれなかったものを捨てるのはもったいない…」、そう、残り物はほとんどママのお腹に収まりますよね。

味が薄い離乳食は大人にとっては物足りなくて、余ると気分が重かったのですが、このレシピのときは残っても嬉しかったです。

子どもは大人と同じものを食べたがることも多いので、親子で一緒に食べられるレシピはありがたいですね。

離乳食の悩みは尽きない。栄養士さんに相談してみるのもアリ

離乳食作りを楽にするヒントをいくつかご紹介しました。離乳食を食べてくれなくて悩んでいる方はたくさんいると思います。冒頭でもお伝えしましたが、どの方法がお子さまに合うかはわかりませんし、「この間はこの方法で食べてくれたのに……!」なんてこともあります。

今回お話を伺った奄美市役所の管理栄養士の方も、栄養相談などで一番多い質問は「離乳食を食べてくれません。どうしたらいいですか。」だとおっしゃっていました。離乳食の時はおっぱいやミルクで栄養を補給できているので、順調に体重が増えていればそこまで気にしなくても良いそうですが、これから生きていくための”食べる”練習になると思うとやっぱり食べて欲しいですよね。

先輩ママさんたちから「そのうち食べだすから大丈夫」と口を揃えて言われてたので、そんなに気にしなくてもいいかもしれませんが…食べない時期は不安な気持ちになるのもとても分かります。

まわりに相談できる人がいないとき、悩んだり困ったりしたときは、ぜひ奄美市役所健康増進課所属の管理栄養士さんに、気軽に相談してみてください!

おっぱいやミルクの回数など毎日の過ごし方や、どんな離乳食を食べさせているかなど、多角的な視点からアドバイスをいただけるので、今までになかった気付きがあるかもしれません。

お子さまにとって「ごはんの時間=楽しい時間」になるよう、焦らず、楽しく離乳食を進めて行きましょう。

 

 

【問い合わせ先】名瀬総合支所 保健福祉部健康増進課
【所在地】〒894-8555 奄美市名瀬幸町25-8
【電話番号】0997-52-1119


(2024年3月更新)

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さっちゃん

奄美大島に惚れ込んで兵庫県から移住してきました。しまんちゅと結婚し、子どもにも恵まれ新米ママとして奮闘中です。 初めての子育てで私自身分からない事ばかりですが、島での子育ての身近な情報や役に立つ情報などお伝えしていきます!

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