初めての子育てでも安心!はぐくみ・育ち見守り隊(黒うさぎおばちゃん)がプレママをサポート
執筆:nanarl(まーじんママライター)
現在、妊娠中でもうすぐママになる方、初めての妊娠・出産は色々と不安ですし、2人目、3人目の方も以前と状況が変わり、サポートが必要な場合もありますよね。
今回は奄美市が提供している子育て支援サービスの1つについてご紹介します。
妊娠中のお悩みを相談できる「はぐぐみ・育ち見守り隊(通称:黒うさぎおばちゃん)」は、妊婦さんをやさしくサポートしてくれる応援団です。
黒うさぎおばちゃんって何なの?何をしているの?サービスの利用方法は?など、疑問にお答えしていきます!
はぐくみ・育ち見守り隊(黒うさぎおばちゃん)とは?
はぐくみ・育ち見守り隊(通称:黒うさぎおばちゃん)とは、奄美市が地域はぐくみ見守り運動の一環として行っている活動です。
黒うさぎおばちゃんの活動内容は、その時々の状況を見ながら見直されているのですが、主な活動のひとつとして、市から派遣されるボランティアの女性が妊婦さんのお家を訪問して、安心して妊娠生活が送れるように声掛けやパンフレットの配布をおこなっています。
発足のきっかけは、奄美の都市部で起こっていた住民関係の希薄化でした。
島の集落では住民同士のつながりが深く、近所の方が手助けしてくれることが多いですが、都市部の名瀬周辺ではなかなかそういったつながりが少なくなっているのが現状です。
そんな住民同士の横のつながりが希薄になりがちな名瀬地区を対象とし、平成27年度に黒うさぎおばちゃんは40名のボランティアで結成されました。
市の研修を受けた人だけが活動しているので安心
黒うさぎおばちゃんはボランティアですが、誰でもなれるわけではありません。
妊婦さんのお家を訪問することになるため、市が開催している研修を受けた人だけが黒うさぎおばちゃんとして登録され、活動できるのです。
現在、登録者は30名おり、名瀬地区内で活動しています。(※2020年3月時点)
黒うさぎおばちゃんはどんなことをしているの?
現在、黒うさぎおばちゃんは市からの要請を受けて、妊婦さんのお宅を訪問して、妊婦さんの状態を確認し、安心して出産できるように役立つ情報について教えてくれたり、悩みごとの相談に乗ってくれたりします。
妊娠中は病院などで聞くほどのこともないけれど、ちょっと気になっていることや、ささいな事でも気になっていることがあるかと思います。知り合いのおばさんのように気さくに話せる、そんな雰囲気をもった女性が黒うさぎおばちゃんとして訪問します。
また、困りごとなど子育て包括支援センターへ橋渡しもしてくれます。
黒うさぎおばちゃんの訪問は、妊娠後期頃に一度だけとなりますが、事前に妊婦さんに連絡をし、訪問しても良いかどうか日程調整をしてから来てくれます。
奄美市子育て応援LINEまたはメール「はぐくみ」に登録している方には、黒うさぎおばちゃんの訪問時期が近い妊娠後期の方への告知もしています。
突然家にやってくるわけではないので、不在で会えないということもありませんし、黒うさぎおばちゃんに確認したいことをまとめておくことができますね。
黒うさぎおばちゃんに会える機会は訪問以外にもあります
黒うさぎおばちゃんには訪問以外で会える機会もあります。
「奄美市まなび・福祉フェスタ」など奄美市が主催するイベントに参加していたり、読み聞かせを行っていたりと訪問以外の活動もしていますので、そこで会うことができます。
どういう人が活動されているのかな?と思う方は、こういった機会を利用して、黒うさぎおばちゃんの人柄に触れてみられると良いですね。
市が提供しているサービスをぜひ利用してみましょう
初めての妊娠や、前回の出産時と状況が異なり、頼れる方が近くにいない場合など、市が行っているこうしたサービスを利用できるのはとても心強いですね。
妊娠・子育てをすでに経験している人生の先輩とも言える黒うさぎおばちゃんの訪問によるサポート、活用してみてください!
黒うさぎおばちゃんは、道端で挨拶など、声をかけてくれることがあります。ぜひお気軽にお話されてみてくださいね。
子育てサービス一覧(PDF:682KB)
【問い合わせ先】
奄美市役所 保健福祉部健康増進課 子育て世代包括支援センター
所在地:〒894-8555 奄美市名瀬幸町25-8
電話番号:0997-52-1119
(2024年3月更新)