奄美市の生後7か月健康相談をレポート!子育てのこと安心して相談を
子育て中のみなさん、子どもに関する悩みごとを相談する場所はありますか。
出産までの約10か月間は、病院でさまざまな健診がありましたが、生まれた後、子どもの成長や悩み事はどこで相談できるのだろう?と気になっている方もいるかもしれません。初めての育児は、子どもの日々の成長がうれしい一方で、さまざまな心配事や悩みがでてきますよね。
今回は、子どものことに関する相談先の一つとしてもみなさんに知ってほしい、奄美市の「乳幼児健診」についてお伝えしていきます。
ママライターの私も現在、3歳、5歳の子育て中ですが、健診では発育や食事の悩みをよく相談していました。
夫の転勤で奄美に来ている私にとって、健診に行くことは、新しい繋がりが楽しみな場所でもあったことをよく記憶しています。同じ月齢同士の子たちが触れ合うことができるのも、貴重な機会だと感じます。
奄美市の「乳幼児健診」。一体どのようなものでしょうか。
奄美市の乳幼児健診について
奄美市では子どもの健やかな成長を願い、月齢別に様々な健診を行っています。妊娠してからの妊婦健診に始まり、生まれたあとは新生児聴覚検査、4か月、7か月、9か月〜11か月、1歳6か月、3歳児のほかに、フッ素塗布があります。子どもの成長段階に合わせた健診があるのは安心ですね。
生後4か月健診からは、奄美市から自宅にお知らせの封筒が届きますので、指定されている日時に行きましょう。
開催日や日程については、年度ごとに一覧表で確認することができます。コラムの最後にリンクをまとめていますので、ご覧ください。
今回は奄美市健康増進課にご協力を頂き、奄美市で行っている7か月健診について取材させて頂きました。
7か月健康相談の様子をレポートしていきます!
まずは7か月健康相談の目的ですが、子どもの成長には個人差があります。お子さんの発育や発達、離乳食の食べ方や、歯のはえ方、悩みはないかなど現状を確認し、見通しをもって健やかな成長につなげていくことが目的です。
健診の場所は奄美市保健センターです。奄美市中心街に位置していますが、周辺には保育施設等があり車の出入りも活発です。お車で来るときには、十分にお気を付けください。保健センターの駐車場が満車の時は、市役所駐車場をご利用ください。
〈健診の流れ〉
・受付
・身長体重の測定
・問診
・保健師、栄養士、歯科衛生士からのお話
・ふれあい遊び(時間の都合上、ない場合もあります)
・離乳食試食(前後する場合があります)
健診へは、時間にゆとりを持って行きましょう。まずは受付。子どもの名前を確認し、母子手帳と市役所からの問診票を出します。
保護者が母子手帳を取り出す時に、保健師さんが赤ちゃんを抱っこしてくれるなど、心遣いを感じました。
受付が済んだら、順番に子どもの身長体重を測定。脱がせやすい服装で行くのがおすすめです!ここでは、奄美市の母子推進員さんもサポートしてくださっていました。
次に、保健師さんと助産師さんによる問診が行われます。今の月齢で気になっていること、生活のリズムなど一人一人丁寧に話を聞いてくださっていました。
私も以前健診に行った際には、今の子供の発育状況はどうなのか相談したり、同じ月齢の子を持つ保護者が感じてる悩みなどを聞くことができ、悩んでいるのは自分だけじゃないのだと不安が解消されていました。
誰かに話すことで、育児にも前向きな気持ちになった思い出があります。
問診が済んだら、保健師さん・栄養士さん・歯科衛生士さんからのお話があります。
7か月という月齢に合わせたアドバイスや、多くよせられるお悩みなど、とっても参考になるお話ばかり。詳しくは、コラムの最後にまとめてご紹介します。
お話のあとは、みんなで身体を使ってふれあい遊び。
子どもたちの楽しそうな笑顔、お父さんお母さんのお子さんを見つめる優しい眼差しが印象的でした。
ぜひ、私も自宅でやってみようと思います!
健診の最後には、7か月の時期に合わせた離乳食の試食体験があります。
手作りの離乳食を試食できる機会は少ないので、とても勉強になるありがたい時間。気になることは栄養士さんに直接相談することができます。作り方や与える量、タイミングなど質問は尽きません。
今回のメニューは、かぼちゃのマッシュと麦茶です。
子どもたちは、上手にお父さんとお母さんにスプーンで口に運んでもらい食べていました。大切な離乳食期。食べる楽しさを子どもたちにも感じてもらえたらいいですね。
健診の様子はここまでになります。
健診が終わった後は、お父さんもお母さんも笑顔になって帰られる姿が印象的でした。そして、健診に関わる奄美市の方々のサポート、心遣いにも感謝の気持ちでいっぱいになりました。
悩みごと、お気軽に子育て世代包括支援センター「はぐくみ」へ
定期的にある乳幼児健診ですが、奄美市には他にも気軽に相談ができる窓口があります。
奄美市役所二階にある「子育て世代包括支援センターはぐくみ」です。健康増進課の中に窓口があり、見た目も親しみやすく入りやすい雰囲気です。
「子育て世代包括支援センターはぐくみ」は、妊娠、出産、子育て、女性の健康に関する全般的な相談窓口として、保健師、助産師さんが相談に応じてくれます。
育児をする中で、悩みは尽きません。誰に相談していいか分からないとき、月齢別の悩みを相談できる健診があるとわかるだけでも、安心できますよね。
子育てに関する困りごと、悩みがあればここに相談できる場所があるということ、他にも奄美市の健診や、ファミリーサポート、母子推進委員さんがいることをぜひ知っていただきたいと思います。
奄美市で、たのしく子供たちの成長を見守っていきましょう。
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〈健診でのお話〉
少しでも子育ての参考になりますように。
■健康増進課の保健師さんから
・7か月は周囲の刺激を感じ、夜泣きが始まる時期でもあります。軽くトントンと赤ちゃんの気持ちを静めるよう、優しく声をかけ安心させてあげてください。
なかなか眠れないなど、お母さん方にとっても辛いというお声を多く聞きます。数か月続くこともありますが、じきにおさまります。赤ちゃんが睡眠不足で発育が悪くなることは決してありません。
・こどもへの関わり方について。周りの刺激に敏感な時期です。優しく声がけをし、目を見てコミニケーションを取るようにしましょう。子どもにたくさん触れて関わっての会話をしてスキンシップを大事にしてください。
・スマホやタブレットは我が家のルールを決めて使用してください。
・何かあれば一人で悩まず、相談先を知って気軽に相談してほしいと思います。
■栄養士さんから
・5~6か月で離乳食を始めていたら、この時期は1日2回食。離乳食をはじめ1ヶ月程度たっていて、上手にごっくんできていたら2回食をはじめてOKです。食事の時間を決め、間隔は4時間以上あけましょう。
・離乳食の味付けは基本的には必要ありませんが、味を付ける場合は、大人が味見をして味があるかなぁという程度に。食べむら出てきたらケチャップや味噌等を少し加えて味変してみると食べてくれることもあります。
・ジュースやお菓子はあえて与える必要はありません。食事と母乳・ミルクを基本に。
・あまり離乳食が進んでいなくても、お子さんなりに成長していて元気であれば様子を見て大丈夫です。気になることがありましたら窓口か電話にてお気軽にご相談ください。
■歯科衛生士さんから
・離乳食が進む時期はベロの発達が盛んになる時期です。もぐもぐしっかり動かしている口の動きを見てあげてください。
・歯ブラシを握らせたり、食べたあとは拭いてあげたりして、歯を磨くことに慣れていきましょう。むし歯菌を増やさないことが大切です。
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基本情報
★奄美市健康増進課 子育て世代包括支援センター
【所在地】奄美市名瀬幸町25番8号 奄美市役所2階(MAP)
【開庁時間】平日午前8時30分~午後5時
【TEL】0997-52-1119(直通)
健康増進課インスタグラム @amami46222
◉奄美市役所子育て支援包括センターについて
◉奄美市の母子検診・乳幼児健診等について
◉令和5年度 奄美市乳幼児健康診査一覧表
★住用支所 市民福祉課
【所在地】奄美市住用町西仲間111(MAP)
【TEL】0997-69-2111(代表)
★笠利支所 いきいき健康課
【所在地】笠利町中金久45(MAP)
【TEL】0997-63-2299(代表)
